横向きに生えている親知らず

~7割の人が該当する、横向き親知らず~

横向き親知らずとは適切な位置にまっすぐ生えていない親知らずのことを指します。多くは顎の骨の中に水平、またはわずかに斜めに埋まっています。横向きに生えてしまう親知らずの原因と起こりうる症状、合併症についてご説明いたします。

原因

親知らずが横向きに生えてしまう原因は顎が小さい、親知らずが大きすぎる、周囲の歯が邪魔が邪魔をしていることが多いです。

合併症

未治療のまま放置すると、横向きの親知らずはいくつかの合併症を引き起こす可能性があります。親知らずの周りに汚れや食べ物が溜まりやすくなり、虫歯や歯周病の原因になります。ひどくなると親知らずの周りにのう胞と呼ばれる膿の袋が形成されてしまう可能性もございます。放置すると顎の骨に感染が広がり顎骨骨髄炎になる可能性があります。

治療について

親知らずの治療で最も一般的なのは抜歯です。親知らずの周りの骨を削り多横向きに生えている親知らず分割して除去します。下顎の神経に親知らずが近い場合は歯冠切除術と呼ばれる方法で親知らずの一部を切除してほかの歯に十分なスペースを確保することもあります。

予防

横向きの親知らずを予防することは難しいですが定期的に歯科医院で検診を受け、親知らずの成長を監視することが重要です。親知らずが生えてくる兆候が見られたら歯科医院で相談しましょう。