虫歯にならない人だけが知る知識

~あなたの歯、正しくセルフケアできていますか?

お口の中を健康な状態に保つことは、全身の健康にも深く関連しています。つまり歯や歯茎の健康を維持するための正しいセルフケアを続けていくことは、動脈硬化、脳梗塞、肺炎、心筋梗塞などのリスクを下げることに役立ちます。生きることは、食べる事。いつまでも美味しい食事を続けていくための基礎知識について共有いたします。

1)歯磨き

あなたは「毎日磨いているから大丈夫」と安心していませんか?寝る前だけでなく、朝起きた時や食事後なども歯磨きを欠かさず行いましょう。特に夜は唾液の分泌が減り、細菌が増殖しています。また、歯ブラシの除去率は6割程度しかありません。磨き残しは虫歯や歯周病の原因になりますので、必ず他のセルフケアも併用し、清潔な状態を保ちましょう。

2)フロス/歯間ブラシ/洗口液(マウスウォッシュ)

磨き残しは、歯ブラシの届かない奥歯、歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間に潜んでいます。こうした磨き残しをしないためにも、フロスやマウスウォッシュを併用することが効果的です。フロスや歯間ブラシでは、歯ブラシでは届かない歯と歯の間の汚れを落とし、洗口剤では落としきれなかった細かい汚れを落としてくれます。こうしてお口の中の細菌数を減らす事で、虫歯や歯周病の予防に役立ちます。

3)健康的な生活

あなたはついつい、食事の間に甘い物などの間食をしてしまっていませんか?間食や甘い物を頻繁に摂取していると、食事に含まれるタンパク質や糖分をエサにお口の中の細菌は増殖し、これらの細菌が酸を生成することで、口臭、歯周病や虫歯の原因となります。更に不健康な生活を続けていると、免疫力が低下し、歯周病や虫歯になりやすくなります。だからこそ、栄養バランスの取れた食事や生活習慣の見直しを心がけることは、健康はもちろん、歯にも”とても大切”です。

4)タバコやアルコール

タバコやアルコールの摂取は、血流を悪化さ、免疫力を低下させるとともに自律神経の働きにより唾液の分泌量が減少します。その結果、歯周病にかかりやすくなり、虫歯にもなりやすいといわれています。健康を害してからでは手遅になるかもしれませんので、なかなか辞める事は難しいですが、専門家のアドバイスを受け、健康にとって悪影響な習慣から脱却しましょう!

まとめ

ここまでの歯磨き、フロス、健康的な私生活を続けていても、歯周病や虫歯になることがあります。歯垢や歯石は最近の寝床であり、放置すればどんどん増えていきます。歯周病は自覚症状が無いため、かかっていても悪化するまでわからないことも。だからこそ必ず”定期的に歯医者へ通うこと”が最も重要です。定期検診では、歯周病や虫歯になっていないか、その原因はないかなどのチェックから、メンテナンスで専用機器により歯周病や虫歯の原因を除去して、お口の中を清潔にします。

「セルフケアしているから」、「痛みが無いから」、「虫歯になったことがないから」と言って過信していると、気付かない間に歯周病になっていて歯を失ってしまったなんてこともよくあります。

皆さんは是非、定期的な歯科検診を継続的に受け、あなたの人生をいつまでも健康で幸せに過ごしましょう!